シャーリーズ・セロンは、1990年代から活躍する南アフリカ出身の俳優・プロデューサーであり、アクションからシリアスなドラマまで幅広いジャンルで成功を収めている。1975年8月7日生まれ。1990年代後半に『ザ・ダイバー』(1997年)や『ディアボロス/悪魔の扉』(1997年)で注目を集め、2003年の『モンスター』では実在の連続殺人犯アイリーン・ウォーノスを演じ、アカデミー賞主演女優賞を受賞。衝撃的な役作りと演技力で評価を確立した。
その後、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)や『アトミック・ブロンド』(2017年)などのアクション映画でも成功を収め、近年は『ワイルド・スピード』シリーズにも出演。さらに、自身の制作会社を通じて映画やドラマのプロデュースにも携わり、業界への影響力を拡大している。
シャーリーズ・セロンの経歴
俳優としてのキャリア
シャーリーズ・セロンは、1990年代にハリウッドでキャリアをスタートさせ、1997年の『ディアボロス/悪魔の扉』でキアヌ・リーブス、アル・パチーノと共演し、注目を集めた。その後、『ザ・ダイバー』(1997年)、『シン・レッド・ライン』(1998年)、『サイダーハウス・ルール』(1999年)などに出演し、確かな演技力を示した。
2003年の『モンスター』では、実在の連続殺人犯アイリーン・ウォーノスを演じるために体重を増やし、外見を大きく変える徹底した役作りを敢行。そのリアルな演技が絶賛され、アカデミー賞主演女優賞を受賞。以降、シリアスなドラマ作品にも積極的に挑戦し、『スタンドアップ』(2005年)、『ヤング≒アダルト』(2011年)、『タリーと私の秘密の時間』(2018年)などで高い評価を得た。
一方で、アクション映画でも存在感を発揮し、2015年の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ではフュリオサ役を演じ、シリーズの象徴的なキャラクターの一人となった。さらに、『アトミック・ブロンド』(2017年)ではスパイ役として本格的なアクションに挑戦し、女性アクションスターとしての地位を確立。
近年では、『ワイルド・スピード』シリーズ(2017年~)やNetflix映画『オールド・ガード』(2020年)などのアクション大作に出演。2023年には『アトミック・ブロンド』の続編や『マッドマックス』のスピンオフ作品などが予定されており、幅広いジャンルでの活躍を続けている。
製作者としてのキャリア
シャーリーズ・セロンは、俳優業に加えて製作者としても活躍しており、2000年代から映画やテレビシリーズのプロデュースに積極的に関与している。2003年に制作会社「デンバー・アンド・デリラ・プロダクションズ(Denver and Delilah Productions)」を設立し、自身が主演する作品を中心に制作を手掛けている。
2005年には、製作総指揮を務めた『スタンドアップ』でセクシュアルハラスメントをテーマにした社会派ドラマに挑戦。その後、『ヤング≒アダルト』(2011年)、『タリーと私の秘密の時間』(2018年)などの作品でもプロデューサーを務め、独立系映画の制作にも力を入れている。
また、Netflixと提携し、『オールド・ガード』(2020年)を製作・主演。女性主導のアクション映画として話題を集め、続編の制作にも関わっている。さらに、2023年には『アトミック・ブロンド』の続編や、新たなドラマシリーズのプロジェクトも進行中で、映画業界における女性映画人の活躍を支援する活動にも積極的に取り組んでいる。
受賞歴・代表作
シャーリーズ・セロンは、『モンスター』(2003年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、ハリウッドを代表する俳優の一人となった。以降も、『スタンドアップ』(2005年)、『ヤング≒アダルト』(2011年)、『スキャンダル』(2019年)でアカデミー賞にノミネートされるなど、演技派俳優としての評価を確立。ゴールデングローブ賞では『モンスター』と『スキャンダル』で主演女優賞を受賞するなど、数々の映画賞に輝いている。
代表作には、アカデミー賞を受賞した『モンスター』(2003年)があり、実在の連続殺人犯アイリーン・ウォーノスを演じた圧巻の演技が評価された。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)では、フュリオサ役として強烈な存在感を放ち、アクション映画の代表作となった。『アトミック・ブロンド』(2017年)ではスパイ役として激しいアクションに挑戦し、女性アクションスターとしての地位を確立。さらに、『スキャンダル』(2019年)では実在のジャーナリストを演じ、社会派映画にも挑戦している。近年では、『ワイルド・スピード』シリーズ(2017年~)や『オールド・ガード』(2020年)などに出演し、ハリウッドの第一線で活躍を続けている。