ジェニファー・ローレンス

素朴な魅力と演技力で駆け上がった、ハリウッドの新世代スター

ジェニファー・ローレンスは1990年8月15日、アメリカ・ケンタッキー州インディアン・ヒルズに生まれた。父親は建設会社を経営し、母親は子ども向けのサマーキャンプを運営していた。兄が2人いる家庭で育ち、幼少期から活発な性格で知られていた。地元の教会劇で9歳のときに初舞台を踏み、演技に目覚めた。14歳のとき、家族旅行で訪れたニューヨークでスカウトされ、俳優を志すようになる。その後、両親の支援を受けてロサンゼルスに移り、演技の道を本格的に歩み始めた。

高校を2年早く卒業し、学業よりも演技に専念する道を選択。テレビドラマ『モンク』で端役として出演し、俳優としてのキャリアをスタートさせた。翌2007年には『コールドケース』『ミディアム』などのテレビシリーズにゲスト出演し、同年から2009年までシットコム『ビル・エングヴァル・ショー』でレギュラーを務めた。

ジェニファー・ローレンスの経歴

俳優としてのキャリア

2008年、18歳で映画『ガーデン・パーティ』に出演し、スクリーンデビュー。同年には『あの日、欲望の大地で』にも出演して映画キャリアを広げた。2010年、20歳のときに主演したインディペンデント映画『ウィンターズ・ボーン』で厳しい環境の中で家族を守ろうとする少女を演じ、アカデミー賞主演女優賞に初ノミネートされた。

2011年、21歳のローレンスは『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』でミスティーク役に抜擢され、アクション映画にも進出。2012年には『ハンガー・ゲーム』で主人公カットニス・エヴァディーンを演じて世界的にブレイクし、同年の『世界にひとつのプレイブック』では精神的に不安定な未亡人を演じ、22歳でアカデミー賞主演女優賞を受賞した。
2013年、23歳で『アメリカン・ハッスル』に出演し、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。この頃、2010年から交際していた俳優ニコラス・ホルトと2014年に破局。2015年には『ジョイ』で実在の女性起業家を演じ、アカデミー賞主演女優賞に再ノミネートされた。

2016年、26歳で『X-MEN: アポカリプス』に出演し、同年には『パッセンジャー』で主演を務めた。またこの年、監督のダーレン・アロノフスキーとの交際が始まり、2017年公開の『マザー!』で主演。同年に交際を解消した。

2018年、28歳でスパイ映画『レッド・スパロー』に出演。同年、アートギャラリーディレクターのクック・マロニーと交際を開始し、2019年に結婚。2019年には『X-MEN: ダーク・フェニックス』でシリーズ最後の出演を果たし、短期間の活動休止に入った。
2021年、31歳で『ドント・ルック・アップ』に出演して復帰。2022年には『コーズウェイ』で主演と製作を兼任。2022年2月に第一子となる男児を出産。2023年にはコメディ映画『ノー・ハード・フィールings』で再び主演と製作を務め、2025年4月には第二子を出産した。

受賞歴・代表作

2012年の『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞主演女優賞を受賞。2013年の『アメリカン・ハッスル』では助演女優賞にノミネートされ、英国アカデミー賞を受賞した。2015年の『ジョイ』でも再びアカデミー賞主演女優賞にノミネートされている。
代表作には『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『ウィンターズ・ボーン』『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』などがある。

ジェニファー・ローレンスの出演作品(映画解説)

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SF(近未来)

ハンガー・ゲーム(2012)の解説・評価・レビュー

『ハンガー・ゲーム』は、2012年に公開されたSFアクション映画で、スザンヌ・コリンズの同名ベストセラー小説を原作とする。監督はゲイリー・ロス、主演はジェニファー・ローレンス。ディストピア的な未来社会を舞台に、若者たちが生き残りをかけて戦う物語。
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