ベンジャミン・ガザ・アフレック＝ボルトは、1972年8月15日、アメリカ・カリフォルニア州バークレーに生まれ、その後マサチューセッツ州ケンブリッジで育つ。父ティモシー・アフレックは社会福祉士、母クリスティーン・ボルトは教師という家庭に生まれ、幼少期から演技に興味を持つ。親友マット・デイモンとともに俳優を志し、10代の頃から子役としてキャリアをスタートさせた。
1997年、デイモンと共同で執筆した脚本が映画化された『グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち』が大ヒットし、アカデミー賞脚本賞を受賞。一躍ハリウッドのトップスターとなる。その後、『アルマゲドン』（1998）、『パール・ハーバー』（2001）などの大作に出演し、アクションスターとしても人気を確立。俳優業だけでなく、2007年の『ゴーン・ベイビー・ゴーン』で監督デビューし、2012年の『アルゴ』では監督・主演を務め、アカデミー賞作品賞を受賞するなど、多才な才能を発揮している。
ベン・アフレックの経歴
俳優としてのキャリア
ベン・アフレックは、1980年代から子役として活動を開始し、PBSの教育番組などに出演。1993年にはリチャード・リンクレイター監督の『バッド・チューニング』で注目を集めた。
1997年、親友のマット・デイモンと共同で執筆した脚本が映画化された『グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち』でブレイク。2人は同作でアカデミー賞脚本賞を受賞し、ハリウッドの最前線に躍り出た。その後、『アルマゲドン』（1998）や『パール・ハーバー』（2001）といった大作に出演し、アクションスターとしての人気を確立。一方で、『チェンジング・レーン』（2002）や『ハリウッドランド』（2006）などの作品では、より演技力を重視した役柄にも挑戦した。
2016年にはDC映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でバットマン役を演じ、ダークなヒーロー像を表現。続く『ジャスティス・リーグ』（2017）でも同役を演じた。近年は『最後の決闘裁判』（2021）や『AIR/エア』（2023）などの話題作に出演し、演技派俳優としての評価も高めている。
製作者としてのキャリア
ベン・アフレックは、俳優としてのキャリアを確立した後、監督・脚本家・プロデューサーとしても活躍している。2007年に監督デビュー作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』を発表し、高い評価を受けた。続く2010年の『ザ・タウン』では監督・主演を兼任し、犯罪ドラマとしての完成度が評価された。
2012年の『アルゴ』では、イランアメリカ大使館人質事件を題材にした緊迫感あふれるドラマを描き、監督・主演・製作を担当。アカデミー賞作品賞を受賞し、映画製作者としての地位を確立した。その後も、2016年の『夜に生きる』や2023年の『AIR/エア』など、実話を基にした作品に力を入れている。
また、マット・デイモンと共同で設立した制作会社「Artists Equity」を通じ、よりクリエイティブな映画作りを推進。俳優業だけでなく、映画の製作や監督業においても、ハリウッドの重要な存在となっている。
受賞歴・代表作
ベン・アフレックは、1997年の『グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち』でアカデミー賞脚本賞、2012年の『アルゴ』でアカデミー賞作品賞を受賞し、俳優・監督・脚本家として高く評価されている。代表作には、脚本家として成功を収めた『グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち』、アクションスターとしての人気を確立した『アルマゲドン』、監督・主演を兼任し評価を高めた『ザ・タウン』、アカデミー賞作品賞に輝いた『アルゴ』、そして製作会社を設立し新たな挑戦をした『AIR/エア』などがある。
